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戦国時代の男たち

  • 2007-07-21 (土) 1:13

最近は英語のノンフィクション本しか読んでない TQ。日本語は退化する一方です。これ以上退化すると困るので、シアトルの紀伊国屋書店で日本語の本を何冊か買ってきました。

まずはコレ、遠藤周作の「反逆」。すんげー面白くて、2 日間で読み終えたですよ。自分を神と信じ、幾分のためらいもなく残忍行為を繰り広げ、長年仕えてきた家来すら、利用価値が無くなれば斬り捨てる信長。暴君の配下で揺れ動く荒木村重と明智光秀。自分より強い者に羨望しつつも憧れを隠しきれない矛盾、残虐そのものの仕打ちに対する嫌悪……やがて謀反を決心する 2 人の心の移り変わりが手に取るようにわかって面白かったです。他にも、キリスト教徒でありながら、武門の家に生まれたがため人を殺めなければならなず、信長のような暴君に仕えることに苦悩する高山右近や、荒木家の妻たちの勇気も印象深かった。たとえ剣を手に戦うことができなくても、その生き様と死に様で、敵わない大きな力への抵抗を示して見せた女性の勇気は凄いと思う。登場人物が己のジレンマに悩み苦しむ話が大好きな TQ にぴったりの本でした。

あと、「反逆」を読んで感じたのは、こういった戦国時代の出来事は、現在の世界情勢にも十分関連があるということ。国を治めるのは何時のときも大変ですな。今の中東やホワイトハウスを思い起こしてしまいますよ。次は信長と秀吉が主人公の「決戦の時」を読むぞー。

Comments:2

Nem 07-07-21 (土) 18:48

お久しぶりです。
遠藤周作氏なら、私は「沈黙」「海と毒薬」「女の一生」をおすすめします(エッセイもいいですよ)。
前者2つは特に暗いので、元気のあるときにどうぞ。
でも色々と深く考えさせられる本です。

TQ 07-07-22 (日) 0:28

Nem さん、こんにちはー!お元気でしょうか?コメントありがとうございます!

「沈黙」と「海と毒薬」いいですよね。私の場合、同じ本を繰り返して読むことってあまりないのですが、この2冊は何度も読んでます。「女の一生」は手元にあるのにまだ読んでない!去年、母が遊びに来たとき残していってくれたのです。Nem さんもお勧めならこれは楽しみですー。「決戦の時」を読み終えたら読もうと思います。お勧めありがとうございました!

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